こんにちは、タカハシです。
お七夜、お宮参り、初節句など、子どもの成長を祝うイベントはたくさんありますが、
とりわけビッグなセレモニーといえば、なんといっても「七五三」
夏近くにもなると、あちこちの写真館で七五三の広告が見られます。
普段子どもの写真はスマホで撮影するだけという我が家も、娘と息子が七五三の時期を迎え
「めったに着ない和服やドレス・タキシードで、写真館で記念撮影!」なんてちょっとテンションが上がっています。
しかし、七五三といえば昔は数え年でしたが、写真も数え年で撮るのでしょうか?
さらに、写真館の広告には「前撮りがお得!」という文字も夏ごろになると多数見られますが本当にお得なのでしょうか?
写真を撮るのにいい時期を検証してみましょう。
スポンサーリンク
七五三とは
そもそも七五三は、貴族・武家の行事です。毎年11月15日に行われます。
医療が発達していなかった昔の日本では、「7歳までは神のうち」といわれ、子どもが健康に成長するのは大変なことでした。
そのため成長の節目には、神様に感謝し今後の成長を願う儀式が行われました。
男女とも3歳になると、今まで剃っていた髪を伸ばし始め(髪置・かみおき)、男子は5歳で、袴を身につけ(袴着・はかまぎ)、女子は7歳で、紐つきの着物でなく、帯の着物を着ます(帯解・おびとき)
「七・五・三」という設定は「奇数は縁起がいい数字」という中国の考えが元になっています。
七五三に食べる千歳飴も、細長い形をしているのは「長生きできるように」という願いからです。
地域によって風習は異なりますが、お宮参りのほか赤飯を炊いて配ったり尾頭付きの鯛でお祝いしたりします。
いつ撮る?数え年?満年齢?
昔の日本では年齢は生まれた年を1歳として計算する「数え年」が普通でした。
現在では、生まれた年を0歳でカウントする「満年齢」が基本です。
そのため、昔は数え年でも、現在は満年齢で祝ってもいいといわれています。
しかし数え年と満年齢どちらでやってもいいといわれると迷うところです・・・
例えば3歳のお祝いを数え年でするならば、満年齢では2歳、誕生日が来ていなければ1歳になります。
この時期の子どもの成長は早く2歳と3歳では見た目がかなり変わる可能性もあります。
「写真を撮るなら、ちっちゃいうちの方が可愛い!」という人は、数え年でお祝いするのがいいでしょう。
ただ2歳では着物の着付けや髪のセットだけで疲れてぐずってしまいそうなのがネックです。
写真撮影のあとにお宮参りや食事会などを控えているなら尚更、それが心配ならさらに体力のつく3歳になってからお祝いするのがいいでしょう。
また、兄弟姉妹がいる場合は上の子は満年齢だけど下の子は数え年で一度にお祝いするなど、現代の七五三の時期はいろいろ融通を利かせることが可能です。
娘が年長組(6歳)のときに園行事でリサーチしたところ、「和服大変だし来年撮る(満年齢派)」と、「下の子が数えで3歳だから、まとめて一緒に写真撮っちゃう(数え派)」と両方いました。
結論として七五三の写真をいつ撮るかは親の都合、もしくは子の成長、または撮りたい時(笑)に撮る!でいいと思います。
ちなみに2018年は、
7歳は平成24年生まれ(数え年)、平成23年生まれ(満年齢)、
5歳は平成26年生まれ(数え年)、平成25年生まれ(満年齢)、
3歳は平成28年生まれ(数え年)、平成27年生まれ(満年齢)となります。
お得な裏技?前撮りとは
現代の七五三は、年齢の融通も利くように時期の融通も利きます。
共稼ぎで平日に動けない、ママが妊娠中、旦那が長期出張など家庭の事情は様々です。
そのため今では、前後数ヶ月にあたる9月~12月初旬ごろにお祝いするケースが多いようです。
11月では神社も写真館も混むので、おとなしくしていられない低年齢の子は特に、時期をずらした方がおすすめです。
七五三の前撮りは、早ければ5月からはじまっています。
友人の子も「夏休みだと平日にゆっくり撮れるから」という理由で8月に撮影していました。
確かに、撮影のほかに衣装選びや着付けなどに時間がかかるのに、予約が立て込んでバタバタしていると子どもも落ち着きませんよね。
写真館も、11月に撮影が集中しないよう、お得なキャンペーンをいろいろ用意しているようです。
私の市内の写真館では、前撮りだと11月より安い料金で撮影できるほか、大判写真の追加プレゼント、キーホルダーなどの加工グッズプレゼント、家族撮影のサービス、お参り当日の衣装レンタル料の割引などの様々な特典がありました。
お宮参りを後日するのであれば、撮影時とは異なる衣装やヘアセットもできて印象の変わった写真が撮れます。
さらにお着替えの衣装代も無料という特典があると、ドレスやタキシードなどの洋装で写真を撮ることもできて楽しみが広がります。
娘も満3歳のときにお姫様ドレスやアイドル風ミニドレスを着て大はしゃぎでした。
いまだに覚えているようで七五三の話をすると「またドレス着たい」と言います。
また、小さい子は急にに熱を出したり、いきなり怪我をしたりすることがありますが、
前撮りなら日程の変更もしやすく焦ることも減ります。
場所見知りなど機嫌が悪くてぐずったりしても、「また後日改めて」撮影できるでしょう。
このようにお得感満載の前撮りですが、実はデメリットもあります・・・
まず気がかりなのは日焼け、7~8月にはプールの授業があります。
いくら日焼け止めを塗っても小麦色になる子どもの肌。
和服は色白のほうが映えるので、女の子のママは、特に気にすることが多いのでは。
さらに、お宮参りも一緒にするときには気温に注意が必要です。
7月~8月の酷暑に加え9月~10月の残暑、ただでさえ慣れない着物で熱中症の危険があります。
また11月~12月は寒冷地では雪がちらつくこともあります。
子供の成長を祝う大切な日、体調には気をつけましょう。
写真は大判だけ?フォトブックは?
七五三の写真は大きな額に入れて飾ったり、年賀状に使ったり、祖父母へのプレゼントにしたりといろいろな用途があります。
特典に入っている大判プリントと格安のフォトブックだけもらいますか?
そのまま何も考えずに行くと、台紙付きの豪華なアルバムや、CDデータ、キーホルダーなど、写真館でいろいろおすすめされます。
おまけに着替え無料で、何点か衣装を着ると、いろいろな子どもの表情がとにかくかわいいです!!
和傘や手鞠花束など小道具があったり、絶妙な角度から撮ったり、家庭では撮れないプロのカメラマンのスゴ技おそるべしです。
そのため、「やっぱりもっと入るフォトブックも買う」「祖父母用に買う」などするとざっと5万~10万はかかります!
少なくとも「年賀状用にデータが必要」だと、データCD(5000円くらい)は必要です。
予算があれば写真館マジックに負けないように、前もって見積を考えておきましょう。
Tポイントや電子マネーが使えるところであれば、活用するのもおすすめです!
まとめ
・七五三は満年齢、数え年どっちで撮っても良い。
・七五三の写真を撮る時期はいつでも良い。
・前撮りは料金、様々な特典がついてお得。
・年賀状に使いたいならデータCD購入がおすすめ。
いかがでしたか?
ちなみに我が家はまだ撮影していません・・・
春頃に抜けた前歯がやっと生えてきたのでそろそろとは思いますが、いかんせん日焼けで色が黒すぎる。(別料金で前歯のはめ込み加工をしてくれる写真館もありました)
時代は変わっても、子どもの成長をよろこぶ親の気持ちは同じもの。すてきな七五三を演出できるよう祈っています!
以上です、最後まで読んでいただきありがとうございます。
スポンサーリンク