こんにちは、タカハシです。
私の勤務先では、2年程前から安全靴が採用されました。
それは関連工場で足に重い物を落としてしまう「労働災害」が発生した為でした。
労働災害に対する対策はキチンとしなければいけません。
でもこの安全靴、確かに足を守ってくれてはいるのですがとにかく不都合が多い。
最初は親指の靴擦れからはじまって、その靴擦れが硬くなってマメの様になってしまい、今では親指の形が変わってしまっています。
小指は擦れるし足の裏は痛い、なによりも履いて歩くとすぐ疲れてしまいます。
自分を守ってくれる、でもちょっと困っている、そんな安全靴に関して調べてみました。
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安全靴とは
厳密に言うと安全靴とは、JIS認定工場で製造された先芯(つま先部分の硬い部分に使われている材質)と底の踏抜き強度(クギを突き刺した時の強度)と素材がJISの規準に合格し、JISマークがついた靴です。
これ以外の靴は本来安全靴とは言いません。
ですが大体の人は、つま先部分が硬い物、靴底の強度があるものを総じて安全靴と言っているのではないでしょうか。
痛みの原因を考える
安全靴を履いて作業をしていると様々な痛みに悩まされます、この悩みの原因を考えてみます。
足の指が痛い
特に親指と小指が痛くなっているのでは無いでしょうか。他にも足の指の中で一番長い指が痛くなっている人もいると思います。
この指の痛みの原因は、サイズが合っていない、幅が合っていない事が考えられます。
小さいサイズや幅の物を履いている為に圧迫されて痛む、先芯が指に当たって痛んでしまう、大きいサイズや幅を履いている為に中で足が滑って痛みの原因になってしまう等が考えられます。
そのままサイズが合っていない安全靴を履いていると、外反母趾になってしまうかもしれません。
足の裏が痛い
移動の多い職場、私の職場もそうなのですが忙しい時には一日一万歩近く歩く事があります。
この時安全靴だと足の裏が痛く、そして疲れます。
普通の靴とは違って安全靴は歩行に適した靴では無い為、たくさん歩くと痛くなってしまうのです。
また、底の強度を上げる為の弊害なのか足の裏があたる部分が硬く感じ、これも痛みの原因になっています。
ふくらはぎが痛い
普通の靴で歩いてもふくらはぎが疲れて痛くなる時がありますが、安全靴だとその痛みが出るのが早く感じます。
足の指が痛くなったり足の裏が痛くなってくると、痛い部分を使いたくないのでバランスが悪くなり、バランスを取ろうとしてふくらはぎに疲れが溜まって痛くなるのです。
痛みの対策3つと注意点
痛みがあると仕事にも集中できないし、私生活にも影響がでる可能性があります。
給料を貰う為に一生懸命仕事しているのに、そのお金で医者に行くのなんて嫌ですよね。
では、足の指や足の裏、ふくらはぎの痛みがにはどのような対策が効果的か考えてみましょう。
サイズが合った靴に変える
サイズが合っている靴を見つける為に次の5点に注意してください
「履いてみてのフィット感」
「圧迫感が無いか」
「つま先の方に足を移動した時、踵に1cm程隙間があるか」
「自分の足の一番広い部分が、靴の一番広い部分と一致するか」
「実際に歩いてみて違和感はないか」
これらの点に注意すれば、サイズの合わなさによる痛みを無くせるのではないでしょうか。
つま先パットを使う
自分で靴を選べるならいいのですが、会社指定の安全靴だとサイズしか選べなかったりしますよね。
そんな時は「安全靴用のつま先パット」が販売されているので、これをつま先に当てるといいでしょう。
両足のサイズが違う場合も有ると思いますが、これがあれば少し大きめのサイズにしておけば大丈夫でしょう。
両足のサイズが極端に違う場合は無理をせずに相談して、片足ずつ違うサイズで注文する事をおすすめします。
インソールを入れる
足の裏の痛みには、ズバリ「インソール(中敷)」の導入をおすすめします。
インソールを入れることで、クッションの役割をはたしてくれて足の裏の痛みが出難くなります。
アーチ(踵から土踏まずまでを支えているアーチ状の部分)が合っていないと感じる場合は、アーチサポートインソールも販売されているので、これを導入してはいかがでしょうか。
ただ、インソールに関しては注意点があります。
電子部品を製作している会社では、導電性のインソールを選ばなければいけません。
導電性で無いと、人体に静電気が帯電してしまい製品に悪影響を及ぼしてしまうからです。
導電性のインソールもたくさんあるので、各職場にあった物を選ぶと良いでしょう。
まとめ
労働災害って怖いですよね、それから自分を守る為に履く靴が安全靴です。
でも、その安全靴で足の指や足の裏、ふくらはぎに痛みがでるのは以ての外です。
購入する時にサイズをキチンと合わせ、つま先パットやインソールを利用して安全で快適な仕事にしましょうね。
以上、読んでいただきありがとうございます。
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