こんにちは、タカハシです。

2018年9月14日に映画「響HIBIKI」が公開されたので早速見に行ってきました。

↓漫画の感想は下の記事で↓

響~小説家になる方法~が面白い!映画放映間近の超おすすめ作品!

マンガ大賞2017大賞を受賞した作品の映画化でしたが、

 

「続編作るのならあの終わり方でもいいんじゃないかな」

 

が見終わった後の率直な感想です。

それでは映画のあらすじ、感想、評価評判を少しのネタバレを交えながら紹介します。

 

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映画「響HIBIKI」のあらすじ

文芸誌「木蓮」の新人賞宛てに、応募要項を一切無視した作品が送られてくる。

 

作品名は「お伽の庭」作者は鮎喰響。この作品に編集者の花井ふみが目を留めた。

 

鮎喰響と花井ふみは出会い、周囲の人間を巻き込みながら「芥川賞」と「直木賞」のダブルノミネートという歴史的快挙に発展し、文芸業界に旋風を巻き起こす。

 

 

映画「響HIBIKI」のキャスト

鮎喰 響(あくいひびき)役 平手友梨奈(欅坂46)

圧倒的な文才を持つ天才。
自分の世界と現実世界のギャップに我慢ができない。
信念は貫き通す、自分を曲げない性格の為つい手が出る事も。

 

花井 ふみ(はないふみ)役 北川景子
文芸誌「木蓮」編集部、入社3年目の若手編集者。
響の才能に惚れ、文芸の世界を変えるために何があっても響を守ろうとする。

 

祖父江 凛夏(そぶえりか)役 アヤカ・ウィルソン
響が入部する文芸部の部長で日本を代表する小説家の娘。
フィンランド人の母とのハーフ。
本が大好きで、祖父江秋人の娘という肩書きで小説家としてデビューする。

 

神田 正則(かんだまさのり)役 高嶋政伸
文芸誌「木蓮」編集部の編集長。
原作とは違う性格で、自分の利益になることを最優先に考え動いている。

 

田中 康平(たなかこうへい)役 柳楽優弥
響と同じタイミングで木蓮新人賞を受賞。
響を見て文壇を舐めていると感じてしまい挑発的な態度をとってしまう・・・

 

鬼島 仁(きじまひとし)役 北村有起哉
過去に芥川賞を受賞してメディア露出も多い作家。
響に「昔は天才だった」と言われてしまう。
響による暴力の被害者。

 

矢野 浩明(やのひろあき)役 野間口徹
週刊誌の記者で、木蓮新人賞での起こした騒動をきっかけに響を執拗マークする。

 

小松 和重(こまつかずしげ)役 藤野弘
山本春平の担当編集者。
芥川賞ノミネートの際には、山本の両親の代わりにお守りを買ってくるやさしい一面も。

 

大坪 正人(おおつぼまさと)役 黒田大輔
花井ふみの先輩の編集者で、響の手書きの原稿をパソコンで打ち直す際に協力してくれた。

 

椿 涼太郎(つばきりょうたろう)役 板垣瑞生
響の幼なじみ、原作の様な異常さは無い。
映画化の際一番性格が変えられたであろう人物。

 

祖父江 秋人(そぶえあきひと)役 吉田栄作
祖父江凛夏の父で世界的な人気作家で娘の小説家デビューに対して思うことがあるようだ。

 

山本 春平(やまもとしゅんぺい)役 小栗旬
芥川賞候補に過去3度ノミネートされたが受賞を逃している。
今回がラストチャンス、これを逃したら・・・と考えているようで。

 

・監督に「君の膵臓を食べたい」「となりの怪物くん」等でメガホンをとった月川翔、脚本に映画「信長協奏曲」NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の西田征史を迎えたのが今作品です。

 

映画「響HIBIKI」の感想

・映画の感想

映画が始まってから1時間位は、原作ファンとして見てしまいました

 

何故あの場面変えたんだろう?削ったんだろう?何故あのキャラが出てこないんだろう、なんて事ばかり考えて見てしまいました。

 

「全然違うじゃないか!がっかりだよ!」

 

がこの時の感想でした。

 

これは原作ファン特有の「自分が監督だったら」という感情が出てしまうからだと考えます。

 

自分が監督だったらあの場面やあのセリフ入れるのにな、と考えてしまうから映画とのギャップにがっかりしてしまうのです。

 

でもそんな事をしていたら、絶対に2時間に収まりません。これは映画なのです。

 

一番の山場に向けて、なるべく原作を崩さないように伏線と情報を入れないといけないのです。

 

なので途中からは原作を見て居ない体で見ることにしました。

 

そうしたら、短いカットにきちんとした情報が詰め込まれている、伏線もしっかりと張られている、

 

「悪くないじゃないか」

 

と思い始めました。

 

さらに、後半は原作と展開がガラっと変わっていくので、「この風呂敷どうやって畳むんだ」と期待して見るようになりました。

 

そして最後まで見た結果

 

「そこで終わるのかよ」

 

見終わった瞬間の感想がこれです。

 

帰り道、よくよく考えると冒頭で述べたように

 

「続編作るのならあの終わり方でもいいんじゃないかな」

 

になっていきました。

 

 

・キャストについて

私は小説や漫画原作の映画はあまり見に行きません。

 

構成に納得出来ないと思う事が多いのと、キャストがマッチしていないと思うことが多いからです。

 

アニメ等もそうですが、このキャラの声は自分の中ではこんな声、実写化するなら誰々というのがあるからです。

 

では何故今回見にいったかと言うと、

 

「一目惚れ」

 

したからです。

 

公式ページを見た瞬間に、「本物の響だ!」と思ったからです。

 

鮎喰響は平手友梨奈が演じる事しかありえない!としか思えないくらいイメージ通りでした。

 

映画でも演技が響そのもので、響やるために産まれたんじゃないか!?と思える程でした。

 

平手友梨奈さんの事は全然知らなかったのですが、一発でファンになりました。

 

祖父江凛夏役のアヤカ・ウィルソンさんも、最初は「うーん」なんて思っていましたが、演技を見て祖父江凛夏としての心情描写良く出来ているんじゃないかと素人ながらに思いました。

 

祖父江凛夏のルックスは再現するのは厳しいかなと思っていましたが、配役がアヤカ・ウィルソンさんで本当に良かったと思うようになる位でした。

 

花井ふみ役の北川景子さんにだけ少し違和感はありました。

 

それは演技的なものではなくて、

 

身長的なもの

 

です、原作では花井ふみは響よりも身長が大きいのですが、今回の配役が二人並ぶと身長が同じ位で違和感が(笑)

 

 

映画「響HIBIKI」の評価評判

映画の評価評判を調べてみると、概ね好評です。

 

響の生き方の爽快さが特に好評でした。

 

現実社会で窮屈にいつからか折り合いをつけながら生きている人達には、やはり響のやりたいようにやる生き方は爽快に感じるようです。

 

また平手友梨奈の存在について語っている人も多く、やっぱり平手友梨奈=響と感じている人が多いようです。

 

反対に原作ファンからは、演出、構成、脚本にがっかりという意見があります。

 

どうしても2時間で収めるために駆け足になった所があるので仕方ないのかもしれません。

 

原作では文芸部の仲間、関口花代子は居ない事にされましたしね(笑)

 

 

まとめ

原作ファンの方も原作を知らない方も「みる価値あり」の映画なのは間違いありません。

原作ファンの方は、違うところ気に入らない所にいちいちツッコまずにありのまま映画を見てください。

そして続編に期待してください、2部作と考えればそうそう悪くは無いはずです。

原作を知らない人は、響という圧倒的な存在を堪能してください。

我慢をしない爽快で痛快な彼女をどうか愛してあげてください

 

今回の映画で原作ファンも納得できそうな結末を考えてみました。

ネタバレになりますので見たい方だけ↓にスクロールしていってください。

 

 

 

それではネタバレを見たく無い皆様、読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注意:ネタバレ有、私が考えた理想の結末

映画のラスト、

芥川賞を逃した山本春平は電車へ飛び込もうとする。

それを止める為に踏み切りに進入し説得する響。

迫り来る電車、電車は響を轢く寸前で緊急停止する。

電車を止めた事でパトカーで護送される響。

花井ふみに小説の印税は幾ら位になるのかを確認し、電車を止めた賠償金に対して「お金はなんとかなりそう」と坦々と答える響。

パトカーが走る映像と共にエンドロール。

 

ここで映画は終わりますが、この後に

 

半年後もしくは1年後、小説を書いている響が見るのは芥川賞の授賞式。

受賞者は「山本春平」、受賞の感想で

「あきらめずに何年も努力して、ただ小説のことだけを考えて、そうやって俺は芥川を取れた、今は感謝しかありません」

記者の「誰に一番感謝していますか」、「それは~」で音がフェードアウトしていく。

微笑む響、風に揺れるカーテン、エンドロール。

 

 

 

これが私の考えた映画の結末、これなら原作ファンも納得してくれるのでは!?

以上、読んでいただきありがとうございました。

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