こんにちは、タカハシです。

プロ野球セリーグの優勝が広島に決まりました。

球団史上初の三連覇だそうです、強いですね。

一方海の向こうメジャーリーグでも地区優勝が決まっている球団に、プレーオフ争い真っ只中の球団に様々です。

今年日本人が一番注目していたであろう大谷翔平選手所属のエンゼルスは、残念ながら優勝争いには加われて居ません。

そんな中、大谷翔平選手がトミージョン手術を決意したというニュースが流れてきました。

手術は2018年の10月1週目にロサンゼルス市内の病院で行われるようです。

日本人選手がこれまで何人も受けてきたトミージョン手術について調べ、大谷翔平選手の復帰についてどうなるか考えてみます。

 

スポンサーリンク

 

 

 

 

トミージョン手術とは

トミージョン手術とは「側副靱帯再建術」で、簡単に言うと「肘の側副靭帯に正常な腱を移植する」手術です。

損傷した靭帯を切除し、反対側の肘や足首、膝等から腱を移植します。

この手術を初めて受けた人が「トミージョン」さんなので、名前にちなんでトミージョン手術と呼ばれています。

 

手術を受けた人は多い?

日本人もトミージョン手術を受けた人は多く日本球界だと例えば、村田兆治さん(マサカリ投法で有名)、桑田真澄さん(90年代ジャイアンツのエース)吉見一起選手(2008年~2012年辺りは中日のエース)髙橋朋己選手(西武のクローザー)等、他にも数多くの方が受けています。

また、投手だけでなく野手で受けている方もたくさんいます。

一方日本人メジャーリーガーだと田澤純一選手が2010年に受けたことに始まり、松坂大輔選手、和田毅選手、藤川球児選手と四年連続でトミージョン手術を受けたことがあります。

最近ではダルビッシュ有選手が受けていますし、日本人に限らず数多くのメジャーリーガーもこの手術を受けています。

原因は?

靭帯へのダメージの蓄積によってトミージョン手術を受けることになってしまうのですがその原因としては、

 

・速い直球を投げるための全力投球
・若年時からのダメージ蓄積
・投球フォームによるもの
・変化球によるもの

 

と考えられます。

メジャに行ってからの大谷翔平選手は100マイル(約161km)超えののストレートにスライダー、カーブ、スプリット(フォーク)と投げていました。

投球フォームについてはわかりませんが、日本の高校野球での投球数の多さ、メジャーの滑るボールに順応しながらの投球に加え、ちょっと変化球が多いかな(特にスプリット)と思っていたのでほぼ当てはまりそうですね。

成功率

近年のメジャーリーグベースボール(MLB)ではマイナー選手も含めると97%の成功率があると言われています。

これだけ聞くと簡単に成功する手術と感じます。

しかし手術自体はもちろん重要ですが、手術後のリハビリも大事です。

手術から復帰した選手はたくさんいますが、その後活躍出来た選手に出来なかった選手に様々です。

費用

トミージョン手術の費用ですが、日本で受ける場合は30万円前後、アメリカで受ける場合は100~150万前後といわれています。

アメリカで受けるほうが高いようですが、執刀の経験が違うのでアメリカで受ける大谷翔平選手の決断は正解かと感じます。

 

 

執刀医と肘の状態は?

執刀医は「ニール・エラトロッシュ」さんと言う方で、2006年から医師会選出の「米国のスーパードクター」に選ばれ続けている名医です。

今期も多くのメジャーリーガーのトミージョン手術を執刀しました。

大谷翔平選手もこの名医に執刀を依頼するのは大正解なのではないでしょうか。

また、大谷翔平選手の肘の状態ですがグレード2ということです。

このグレードですが、

 

グレード1-靭帯が張っているが伸びてはいない
グレード2-靭帯が伸びた状態か部分断裂
グレード3-靭帯が完全に断裂した状態

 

とのことで、完全に断裂する前に手術を決意したようですね。

復帰はいつごろ?

トミージョン手術を行うと、実践復帰には12~15ヶ月かかると言われており故障前と同様の投球ができるようになるのは18ヶ月と言われています。

なので、投手としての復帰は2020年を目処に考えているようです。

ただ、大谷翔平選手は「二刀流」なので、打者としては2019年の復帰を目指しているようです。

今期も打者として日本人メジャーリーガーの初年度ホームラン数記録を更新したので、打者としての大谷翔平選手も楽しみですね。

 

球速は戻る?

大谷翔平選手の代名詞でもある「165km」の速球ですが、トミージョン手術の後に球速はどうなるのでしょうか?

一般的にはトミージョン手術を行うと、球速は落ちます。

しかし、球速が上がったという選手も多く居ます。

例えばダルビッシュ有選手なんかは、手術前の平均球速は150km前後でしたが、手術後の登板では平均球速153kmを記録した試合もあります。

ただ、これに関しては投げられない期間の下半身のトレーニングによったものと考えられています。

なので一番大事なのはリハビリ中のトレーニングなんですね。

しっかりとトレーニングすれば、もしかしたら先発投手での170kmなんてとんでもない球速が出るかもしれませんね。

 

 

まとめ

大谷翔平選手がケガをしてしまった事は非常に残念です。

でも調べてみると手術の成功率の高さに加えて、スーパードクターによる執刀なので大成功を約束されたようなものですね。

トミージョン手術、リハビリを乗り越えて更なる活躍「”ショー”タイム」を期待しています!

追記:手術は無事成功したそうです、オフはアメリカでリハビリとの事でした。

 

以上、読んでいただきありがとうございます。

スポンサーリンク