「『出産祝い おすすめ』で検索すると、情報がありすぎて迷う……」
「オムツケーキやフォトフレームなんかの雑貨は、イマイチピンと来ない……」
「遊べるものをあげたいけど、おもちゃはまだ早い気がする……」

そんな感じでお悩みのあなた!
出産祝いに、絵本のプレゼントはいかがですか?

絵本は、おもちゃで遊ぶことを理解できない低月齢から楽しめるものも多いし、
外出先にも気軽に持って行けます。

赤ちゃんと何をして遊べばいいかわからない初めてのパパやママでも、
読み聞かせは気軽にチャレンジできます。

とはいえ、赤ちゃん向けの絵本も種類豊富なので、本屋さんでも選ぶのに迷うかもしれません。
今回は、出産祝いに特におすすめの絵本を紹介します!

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絵本に男女の違いはある?

洋服やおもちゃには「男の子向け」「女の子向け」といった差が目立ちますが、
絵本はどうでしょうか?

結論から言うと、赤ちゃんのうちはそれほど差はありません!

我が子も、同級生の子たちも、
「車」「電車」「お花」「お姫様」など、絵本に男女の好みが出るのは3歳前後くらいでした。

好きな子ども向け番組も、3歳前後では「戦隊もの」「プリンセス」など男女差がありますが、
最初は全員『アンパンマン』でした。

あの顔の丸いフォルムとあたたかい色味(同じ丸顔でも青が基調の『ドラえもん』は微妙な反応でした)、
それに発音しやすい名前が落ち着くようです。

絵本も同じで、赤ちゃんにとっては、
ストーリーよりも、見た目のよさや文章のテンポの心地よさが重要になります。

その感覚に、男女の違いはほぼ存在しないといえるでしょう。

ですから赤ちゃん向けの絵本をひらいてみると、
ヤマもないしオチもない、意味もない、
大人からすれば「コレ何が面白いの?」という本がたくさんあります。

それなのに、子どもが集中して聞いている不思議。
大人とは違う、独自の美的感覚が赤ちゃんにはあるのです。

そもそも絵本を赤ちゃんがおもしろがって聞くのは、
お腹の中にいた頃から聞き慣れた、パパやママの声による語りかけだから。

読んでもらうときに抱っこしたり一緒に寝たりする、スキンシップが気持ちいいからです。

親子のコミュニケーションツールになる絵本、
さっそく何点かおすすめを紹介します。

見ていて心地いい!おすすめ絵本

赤ちゃんは視力が弱く、視界も狭いもの。

そのため、「いないいないばあ」などのはっきりした表情や、
ミッフィーのようなくっきりした色使いは、赤ちゃんにとって認識しやすく、喜ばれるようです。

まずは、大人も見ていて癒される、視覚的におすすめの絵本を挙げてみましょう。

『いないいないばあ』
(松谷みよ子文、瀬川康男絵、童心社)

50年以上読み継がれる、定番の絵本です。

「いないいないばあ」の絵本は数多くカラフルで可愛いものが多いのですが、
これはしっとりした絵ながら親しみやすく、児童文学の大家による文章も洗練されています。

初めて触れる絵本として、自信を持ってすすめられる一冊です。

『おつきさまこんばんは』
(林明子作、福音館書店)

とにかくお月さまの表情が豊か。

表紙(目を閉じている)と裏表紙(あっかんべー)で、「いないいないばあ」もできます。

私の下の子も、生後数ヶ月でしたが、
表紙で「いないいないばあ」してみせると、ピタリと泣き止みました。

もう少し大きくなると、シンプルなストーリーも楽しめますよ。

『だるまさんが』
(かがくいひろし作、ブロンズ新社)

これも、だるまさんの表情が豊かで楽しい絵本。

やわらかい線と赤い色味が落ち着きます。

擬音もたくさんでテンポがよく、最後の「にこっ」が利いています。

『だるまさんの』『だるまさんと』の3巻シリーズですが、どれも面白いです!

親子のやり取りやスキンシップにも使えます。

『くっついた』
(三浦太郎作、こぐま社)

産婦人科の母親教室ですすめられた、最近のかわいらしい絵本。

金魚やゾウ、アヒルなどいろいろな動物のからだのあちこちが「くっつい」ちゃいます。

パパやママとのスキンシップがその場で楽しめて、読むたびに幸せな気分になれますよ。

絵のタッチも明るくて、親しみやすいです。

『おやすみなさい おつきさま』
(マーガレット・ワイズ・ブラウン作、クレメント・ハード絵、せたていじ訳、評論社)

おやすみ前に読みたい、静かな絵本です。

ウサギの子が、寝室で目にするもの、それらに順におやすみを言う、描かれているのはそれだけです。

絵もストーリーもひたすらシンプルに淡々と進むのですが、
これが子どもに不思議なくらい受け入れられるのです!イチオシです。

擬音が楽しい!おすすめ絵本

次に、リズムが楽しい擬音の絵本を紹介します。

大人には何だかさっぱりなようでも、

子どもを惹きつける不思議な魅力にあふれた代表的な作品を挙げていきます。

『じゃあじゃあ びりびり』
(まついのりこ作、偕成社)

表題の「じゃあじゃあ」「びりびり」の他、
「いぬ わんわん」「ふみきり かんかんかんかん」など、身近な擬音のオンパレード。

絵もはっきりした色彩で、落ち着きます。

おまけに小さいサイズで外出時にもピッタリ、頑丈なつくりで多少乱暴に扱われても平気。

まさに赤ちゃん絵本として理想的な作品です!

『ごぶごぶ ごぼごぼ』
(駒形克己作、福音館書店)

これもハードカバーの頑丈なつくりです。

各ページに丸い穴があいていて、小さい子が指をつっこんで楽しめます。

「ぷーん」「どどどーん」など、ストーリーの流れに特に意味はないのですが、
水遊びのような擬音が心地いいのか、赤ちゃんが真顔で集中する絵本です。

パパやママも自由に読んでください。

『ぴょーん』
(まつおかたつひで作、ポプラ社)

いろいろな動物が出てきてにぎやかな、小ぶりの絵本。

カエル、ウサギ、イヌや魚など、たくさんの動物が飛び跳ねる姿は、躍動感があって最高。

赤ちゃんをおひざに乗せて、一緒に「ぴょーん」と抱きあげるのが定番です。

もっと月齢が上がっても、長く楽しめる作品。

まさかの「カタツムリ」には、ついニヤリとしてしまいますよ。

『がたんごとん がたんごとん』
(安西水丸作、福音館書店)

私の町は、さほど電車の交通の便が発達していないので子どもの反応は微妙でしたが、
電車が多く見られる地域の人には特におすすめしたい作品です。

「がたんごとん」と走る汽車の貨物に次々に乗る、
赤ちゃんの身の回りの品々。最後もスッキリまとまってかわいいです。

『がたんごとんがたんごとん ざぶんざぶん』という続編も、新しく刊行されています。

『ころころころ』
(本永定正作、福音館書店)

ころころころ、小さな色玉がいろいろな道を転がっていきます。

指でなぞったりしても楽しい、ちょっとした冒険の絵本です。

同じ本永定正の絵で、『がちゃがちゃどんどん(福音館書店)』や、
谷川俊太郎が文章を手がけた『もこもこもこ(文研出版)』も、擬音の絵本として有名です。

まとめ

いかがでしたか、他にもわらべ歌や童謡を優しいイラストとともにたくさん収録した、

『あがりめ さがりめ(ましませつこ作、こぐま社)』や
『うたえほん(つちだよしはる作、グランまま社)』などもおすすめです。

上記の作品は、いずれも名作といわれる絵本ばかりなので、
どこの書店でも比較的手に入れやすいと思われます。ぜひ直接見てみてください。

念のため、すでに先方が購入していないか、事前に確認しておくことをおすすめします。

「プレゼントがかぶった」「もう持っていた」は、出産祝いあるあるなので……。

プレゼント購入の参考になれば幸いです。
あなたの選んだ本が、赤ちゃんのお気に入りの一冊になりますように。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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